介護施設の現状と課題

高齢者が増えることによって、介護施設の需要が増していきますが、現在の日本ではそのスピードに供給が追い付いていないのが現状です。介護施設と言えば、一般的には老人ホームの事を指しますが、自治体が運営する基本的には無料の老人ホームと、企業が運営する有料老人ホームがあります。自治体が運営するものは、介護レベルによって入居制限がなされており、特に絶対数が少ない状況から、相当介護レベルが高くなければ入居することは難しいのが現状です。一方の有料老人ホームについては、介護レベルによる入居制限はありません。

介護が必要な人には、介護付き有料老人ホームと呼ばれる、介護レベルに合わせたサービスを受けることができるホームもあります。さらに、最近、注目されているのが高給老人ホームと呼ばれるもので、一般の有料老人ホームよりも入居費が3~5倍高額になりますが、一般の高級マンションと同等の設備を有しており、看護師が24時間待機し、食事も高級食材を使用したものであり、まさに至れり尽くせりのホームとなっています。こういった高級老人ホームには、夫婦で入居する人が多いのも特徴のひとつです。介護施設は、今後も需要が増すばかりですから、様々な工夫が凝らされた施設が出てくることが予想されますが、そこで働く看護師を始め介護福祉士の育成も大きな課題であることを忘れてはなりません。

介護施設と、そこで働く人々の雇用の安定こそが、高齢社会にとって必要不可欠なものであり、国を始めとした自治体の強力な対策が必要なのです。